南会津町産 乾燥きくらげ
¥500
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みっしりと細かな産毛が生えているかのような表面は、なめらかなビロードにも似た食感。厚みのあるぷるぷるとした歯ごたえに、クセのない風味がさまざまな料理と相性良し。さっとゆでてお刺身として、あるいはサラダとして。汁ものに仕立てるのもおすすめだ。
内容量:20g
原材料:アラゲキクラゲ
加工者:(有)伊南の郷
「いな」は本当に「いいな」。
美しい環境を味わいに映して
振り仰いだ尾白山の峰にも、ぽつり、ぽつりと白い雪が残るばかりとなった5月中旬。『伊南の郷』では田んぼに水を張り、田植えが始まる。
「ブナの原生林に覆われた山から注ぎ込む、大量の雪解け水。田んぼに満ちたその雪解け水は、ミネラルをたっぷり含んでいて、稲を丈夫で健康に育ててくれる。そして、昼と夜では激しい寒暖差のある山間部特有の気候が、稲のストレスを減らしてくれるんです」。
化学肥料や化学農薬をできるだけ減らした『伊南の郷』の田んぼづくりは、手間はかかれど伊南の美しい自然を守るためにも必要なこと、と岡本寛司さんは言う。
コシヒカリにひとめぼれ、福島県が10年かけて開発した新品種・里山のつぶに、最高級のもち米・こがねもち。猛暑の夏を経て、稲穂はその金色の頭をゆったりと垂れる。明るい田んぼから一転、しっとりと潤いをまとった暗がりの中、椎茸ときくらげは黙々と育つ。厳選した種菌や菌床によって、椎茸はこんもりと肉厚に、きくらげはまるでビロードのようなぷるぷるに。
さてこの伊南の米ときのこ、どう一緒においしく食べてやろうか、と考えるその時間もまた、楽しみのうちだ。